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Categoryデータ作成のこと

【失敗】画像の明るさ色味調整

25 Jan,2021

私、先日ちょっと失敗をしました。
リーフレットの作成するために、
住宅の室内と外観撮影をさせて頂き、
3cm×4cmぐらいのサイズで使用デザインをした時の話です。


壁.jpg


私が意図していた写真の明るさとお客様が意図していた明るさに、
ギャップがあったのです。


具体的には、1日で何箇所かをまわり、
それぞれの住宅のポイントとなる場所を何点か撮影してきました。
撮影時には、カメラマンと私で構図を決めてRAWデータで撮影していきます。


RAWデータご存知でしょうか?英語でRawは「生」。
高品位な写真編集を行うための記録形式になります。
簡単にいうと、撮影したときの色情報を全て取り込んでいるデータで、
容量が重いモノなります。
よく耳にするjpgデータというのは、
RAWの色の情報などをかなり削ぎ落として、軽くしたデータ。


リーフレットのデザインを進めていくにあたり、
カメラマンから調整してもらったデータをあてはめていきますが、
その調整の指示の仕方を「明るめに」と言っていました。
意図としては、親しみやすく温かい雰囲気のリーフレットにしようと
明るい感じがいいだろうと考えていたのです。


そのたたき台の校正をクライアントに見て頂いた時に、
明るいからもう少し暗くと言わました。
どのくらいの明るさがいいのか、
参考までに見せてもらったカタログの写真。
あきらかに暗いのです。
それは、1億円以上はするだろうという高級住宅のみを特集し、
高級な印刷製本をしたカタログに載せている写真でした。


私がイメージしていたのは、温かみのある室内なので、
白い壁の色はオレンジがかったイメージ。
しかし、その高級カタログの白い壁の色は、
少し青みがかったグレー。
全然違いますね。


幸い、RAWデータで撮影しているので、かなり色調整がききます。
それぞれの写真をオレンジの色味を押さえつつ、
やりすぎない程度にグレー味がかかった雰囲気に調整をし、再度レイアウトをしました。


今回の反省点、事前に色々とニーズを聞き、
思い込みをしていたため、
写真の色味については確認ができていなかった点です。
写真の色味は人の好みもあり、なにが正解かありません。
言葉だけで、明るくとか暗くとか、
高級そうにとかのキーワードだけでは、
個人の主観に頼るため、イメージ差が出てきます。


イメージを共有するためには、具体的な画像を見せてもらうのが一番です。
それも最終的に印刷物にするのであれば、
画面での共有ではなく実際のプリントアウトしているモノが一番です。
スマホで見るのとPCの画面で見るのとでも大きく色味が違ってきます。
もしあなたが、写真を提供してリーフレットやチラシを作る機会があるのであれば、
最初に、相手にイメージを形で伝えることお勧めします。


今回、最終的に色味を調整した写真を確認頂き、印刷物として無事納品。
クライアントさんに喜んで頂いています。

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