Category:デザインのこと
月曜日の朝、自宅から車で会社に向かう時のことです。
交差点で私の車の前に、郵便局の軽自動車が入ってきました。
普段、そんなに前の車の後ろ姿を意識することはないのですが、
印刷屋の私としては、気になってしまいました。
というのは、フォント(文字)使いについてです。
「ポストの前で停まります」は丸ゴシックを使い、後ろのガラス面に貼られ、
郵便局の車だとわかるための「郵便」というフォント(文字)が、楷書体を使っていたからです。
とても違和感を感じてしまいました。
どちらかというと丸ゴシックは、モダンで現代的なイメージや優しいイメージや柔らかいイメージなどを表現していくのに使われることが多いです。
一方、「郵便」で使われている楷書体は、クラシックで、手紙などで書いていくような文字。
丁寧なイメージを表現することで使われることが多いです。
その違った方向性のフォントが同じ面にある事が気になってしまったのです。
きっと、印刷屋とかデザインをしている人でないと感じないのかもしれません。
私が違和感を感じそこから想像したのは、これを貼った人は、何も気にせず貼ったのかなと思いました。
確かに、郵便局の車だというのはわかるので、正解なのですが。
あなたのPCを見ていただければ、フォントの種類は色々ありますよね。
PCに入っていなくてもこの世の中には、無限にフォントがあります。
それぞれフォントはデザイナーが意図を持って作っています。
かっこよく、目立つように、優しく、丁寧になどなど。
街には看板や交通標識など文字であふれています。
郵便局の車だけでなく、たまに気になる違和感のある看板などは、
ついつい目が行ってしまします。
フォントが変に使われていると「適当につくったのかなー」といった感覚で違和感を覚えてしまいます。
もし美容室や飲食店などのお店屋さんで、適当に作ったのかなーと思われるとすると、仕事の内容も適当なのかなと伝わってしまう可能性があるので、気をつける必要があります。
これは、街の看板だけの話ではありません。
もし、あなたのお客さまに提出するプレゼン資料や書類がある場合は、フォントのことを気にする事をおすすめします。
タイトルで使っているフォントは大丈夫か、本文で使っているフォントは大丈夫かなど。
あなたの想いは、フォントという細部にも宿ります。
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