Category:印刷のこと
欧文フォントの豆知識をご紹介。
あなたは欧文のフォントに「セリフ書体」「サンセリフ書体」呼び名があることは知っていますか。
もしかしたら、あなたはワードやパワポで、英語を入力の時に「明朝」にしようか「ゴシック」にしようかと頭の中で口ずさみながら入力することありませんか?
本当は、「セリフ書体」「サンセリフ書体」という呼び方があり、
大きく2種類にグループ分けされます。
私たち印刷屋でも、「ゴシック体で」と指示を出す事がほとんどです。
きっと、MSゴシックなどを使って、Wordなど入力するとそのまま欧文の表現ができるので、
そのように呼ばれる方が多いのではないかと思います。
文字の先端の飾りのことを「セリフ」と呼ぶため、セリフ書体と呼びます。
元々は、古代ローマの碑文の下書きで使われていた平筆の、文字の書き出しと終わりの名残りと言われています。書いていく時にバランスを取るためにセリフを付け足していたようです。
その手書きで書かれていたものが、金属の活字となり今はデジタルフォントとなって、
PCの中に収められています。
そして、サンというのがフランス語で「無い」という意味を表し、
その飾りがついていない書体を「サンセリフ書体」と呼びます。
フォントによって、見え方やイメージが変わるので、
意識して使っていただくことお勧めします。
例えば、リーフレットやパッケージなどに高級感を出したい、クラシック感を出したいのであれば、セリフを使うのがお勧めです。
ワインのボトルのラベルなどには、セリフが使われる事も多いですよね。
また、本などの文章を読ませやすくするために、本文はセリフが使われています。
サンセリフの場合はどうでしょうか?
広告の見出しや看板、ポスターなど
より目立たせたい時には、お勧めです。
文字が太めなので、使われる事も多く、パッと目に入りやすいので、
お勧めです。
私が、今まで15年以上印刷業をしてきて、
日本人のお客様との会話で、セリフ、サンセリフが通じる方は、
5%も満たないのではと感じています。
なので、その文字はセリフにした方がいいとか、サンセリフにした方がいいなどと
知らない人に言っても、わかりにくくて迷惑がられるだけなので、気をつけましょう。
冒頭に話したように、豆知識レベルで。
また、ご存知のようにフォントの種類は膨大にあります。
上の二つだけでなく、スクリプトやブラックレターと呼ばれるもの、
それぞれにデザインされたフォントがあります。
自分のなかで、使いやすそうなセリフを3種類ぐらい、サンセリフを3種類ぐらいスクリプトを2種類ぐらい決めておいて、プレゼンやちょっとしたチラシなどで組み合わせて使えると、素敵に仕上がること間違いなしです。
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