Category:印刷のこと
本当は自分の責任なのに、ついつい言い逃れをして他人のせいにしてしまう。
あたなも責任転嫁をしてしまう事ありませんか。
旧約聖書の創世記で、エデンの園のアダムとエヴァの話は、
ほとんどの方が耳にしたことがあるでしょう。
その中で、一部にこんな話があります。
アダムとエヴァは禁断の木の実を食べてしまいました。
神様はアダムに「お前は私が食べるなと命じた木の実を食べたのか。」と言うと
アダムは「あなたが私と共にいるようにしてくださった、
あの女があの木の実を私にくれたので食べました。」と言います。
次に神様はエヴァに「何と言うことをしたのか。」と言うと
エヴァは「蛇がだましたので食べてしまいました。」
そして2人は、エデンの園を追放されました。
そう、
責任転嫁はこの時から始まっているんですよね。。
印刷屋の仕事は、ひとつのモノを仕上げていくのに、
いくつもの工程と人が関わってきます。
例えば、お客様からリーフレットを作りたいと依頼を受けます。
載せたい内容や必要情報などご要望を、営業がまずお客様から伺います。
それをデザイナーに伝え、デザインレイアウトが出来上がります。
出来上がったものをお客様に確認頂き、修正点があれば修正して再度チェックしていただく。
OK(校了)となれば、デザイナーの方で必要な入稿データをまとめ、次に印刷の工程に移ります。
コート紙などの指定された紙は、あらかじめ紙問屋に発注をかけ、工場に入れておきます。
印刷では、印刷機で色味などを確認しながら印刷。刷り上がったものは、次に製本へバトンが渡されます。ここで仕上がりの仕様を確認し、製本して綺麗に周りを断ち、仕上げていきます。
そしてお客様のところへ納品です。
このうち一つでもミスがあると全てが無駄になります。
仮にミスがあったしても、「私のせいではない」としていてはお客様に対して商品を届ける事が出来ず、まったく仕事になりません。
だからこそ、仕事に関わるスタッフそれぞれが、責任をもって次の人にバトンを渡さないといけないのです。
旧約聖書のこのストーリーを読むと、人間はそもそも責任転嫁をしてしまう生き物だと教えてくれています。
人間ですから、意識していないと自分がミスをした時に、「私のせいじゃない」って思ってしまいがち。
それを理解した上で責任を持って、自分の行動や仕事をしていかないといけないですね。
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