Category:世間ばなし
ここ数ヶ月「コロナ」という言葉に世界中の誰もが反応してしまいます。
そして今、私たち日本人はすっかり飲みに行くという機会から遠ざかっていますよね。
ふとコロナビールは今どうなっているんだろうという思いがよぎりました。
ちょっと洒落たバーや飲み屋さんなどで、
たまに注文して飲みたくなるスッキリした味わいのビールです。
ライムがついて瓶のまま出てきて、ちょっと絞って飲む。
知っている人も多いのではないでしょうか。
コロナビールは、メキシコの大手グルポ・モデロ社で生産されています。
コロナ騒動の影響を確実に受けて、
風評被害を受け大ダメージか、もしくはその逆か。
色々とニュースで取り上げられていました。
米CNNが2月末におこなったアンケート調査によると、
新型コロナウィルスの影響で
コロナビールを"絶対に買わない"と解答した人が38%にのぼるなど
風評被害が問題視されていたようです。
しかし、3月の時点では、売上がなんだかんだ上がっていたようです。
毎日毎日、人々はニュース、新聞、雑誌、会話、「コロナ」という単語を浴びるように受けます。
それにより人々はこのブランドを無意識に意識し続けるようになったようです。
たとえば、バーや飲み屋さんに行ったとき、何飲みますかと聞かれて
パッと頭の中で想起するビールとして「コロナビール」と答えてしまう人が
何千人も何万人もいるということです。
海外のマーケティングコンサルタント、マークリストンさんいわく
ブランドは、コアイメージを損なうことがなければ、否定的な宣伝が有益であると言っています。
https://www.marketingweek.com/coronavirus-corona-boost-sales/
要するに、本質的な部分で、人々に嫌な思いをさせていないのであれば、
むしろコロナウィルスがニュースになればなるほど、
コロナビールにとっては売上アップにつながっているようです。
そして、4月の時点で政府の非常事態宣言を受けて生産停止中。
同社はビールの生産過程でできるアルコールを使用した殺菌ジェル30万個を寄付しているようですね。
素晴らしい企業です。
今後世界中が復活したときに、さらに売上がアップすると想像できますね。
今回、人がモノを買う(注文する)というタイミングで
いかに広告が大事かと改めて考えさせられました。
PS.ブログを書いていたら、やはり想起し続けているせいで、コロナビールが飲みたくなりました。早く飲食店で、何も気にすることなくお酒を楽しめる生活に戻りたいですね。
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