Category:世間ばなし
この1年コロナで、人間の思い込みは怖いなと感じました。
例えば、若い方で、自分はコロナにはすぐに感染するとは思っていないという人がいる一方で、
電車に乗っていて隣で咳をしている人がいたらコロナではないかと疑ってしまう人がいる。
この人間の思い込みによって、事実が歪められてしまうというのは、
様々な分野であります。
2019年にベストセラーになったFACT FUlNESSという本では、
思い込みによって事実が曲げられ、
人々に認識されていること、色々と例として書かれています。
本の中に出てきますが、以下の質問にあなたはどう答えますか?
問1.現在低所得国に暮らす女子の何割が初等教育を修了するでしょう?
A20% B40% C60%
問2.世界で最も多くの人が住んでいるのはどこでしょう?
A低所得国 B中所得国 C高所得国
問3.世界の平均寿命は現在何歳くらいでしょう?
A50歳 B60歳 C70歳
質問のそれぞれの答えは
問1C 問2B 問3Cです。
ネガティブ本能から「世界はどんどん悪くなっている」という思い込みがたくさんあります。
これは、ネガティブなニュースの方が圧倒的に耳に入りやすく、
メディアはみんなに注目してもらうようにドラマチックに悪い話を伝えようとします。
どのネットニュースを見ても悪いニュースの方が多く、
物事がよくなったとしてもそれについて知る機会がない。
世界について、実際よりも悪いイメージをもってしまうということが多いようです。
思い込みによって事実と違う見方をしてしまい、
行動してしまうということは怖いことですよね。
コロナの自粛警察もその一つではないかと思っています。
そしてこの「思い込み」は、
普段の仕事においても気をつけないといけないと思います。
我々がやっている印刷でも「思い込み」はよくあることです。
台紙のこと、印刷のこと、加工の仕方など色々と気をつけなければなりません。
文字を黒で印刷しなければいけないのに、
データは黒に見えて実は、シアンとマゼンダとイエローと黒が混じり合った黒になっている。
このまま印刷しようとすると、ちゃんとした黒として印刷ができず、
読みづらい文字になってしまうということがあります。
これも見た目は黒。
お客様からのデータが大丈夫なのかを疑ってかかり、
確認していればミスをすることはありません。
人間は思い込みがある生き物だということを
このコロナの一年で改めて感じましたし、
この負の学びを良い方向性に結びつけていきたいものです。
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